【症例報告】メニエール病と診断された「めまい」と、慢性的な肩こり・偏頭痛
■ 患者様のお悩み
当初は「ひどい肩こりと偏頭痛」を主訴に来院されましたが、詳しくお話を伺うと、さらに深刻な悩みが見えてきました。
「朝は特に調子が悪くて、よくめまいがするんです」
病院では「メニエール病」と診断されていたそうです。肩こり、頭痛、そしてめまい。これらは別々の問題のように見えて、実はすべて繋がっていました。
■ 検査で見つかった「本当の原因」
お身体を触診・検査したところ、加齢による影響で背中から首の付け根が丸くなる「猫背」の状態が強く見られました。 さらに詳しく骨格を調べると、症状に対応する部位に**大きな変位(ズレ)**が確認されました。
- めまい・耳の不調 ⇒ 側頭骨(耳周辺の骨)、頚椎3番のズレ
- 偏頭痛 ⇒ 頚椎1番・2番(首の最上部)のズレ
- ひどい肩こり ⇒ 胸椎1番・肋骨1番(首と背中の境目)のズレ
特に「肋骨1番」は、鎖骨の下を通る重要な骨です。腕のしびれや頑固な肩こりがある方は、この骨が上(鎖骨の上側)にズレて神経を圧迫しているケースが非常に多く見られます。
■ 施術内容と経過
【初回の施術】 関節を穏やかに動きやすい方向へ動かす矯正法を行いました。 特に、首や肩への負担の元凶となっていた「胸椎1番」と、それに連絡する「肋骨1番」を中心に調整しました。 施術後、「肩こりと頭痛が楽になりました」と、表情も明るくなってお帰りになりました。
【2回目・3回目】 同様の施術を継続したところ、一番の悩みであった**「めまいが起きなくなった」**とのご報告をいただきました。
【メンテナンス】 症状が改善したため、再発防止の段階へ移行しました。 首や背中にストレスがかからないよう、縮こまった肩甲骨周りを緩め、「胸を開く正しい姿勢」をご指導して、治療を終了しました。
■ 院長からのポイント解説(※オプション)
「なぜ、首のズレでめまいが起きるのか?」 めまい等の平衡感覚をつかさどる器官は、耳の奥(側頭骨の中)にあります。また、首の骨(特に頚椎3番など)周辺の筋肉の緊張は、平衡感覚のセンサーを誤作動させることがあります。 今回のケースは、猫背によって首や頭蓋骨の位置がズレ、それが神経や感覚器を刺激していたことが原因でした。構造(骨格)を正すことで、機能(神経・感覚)が正常に戻った好例です。この方が一番気になっている症状は、ひどい肩こりで、偏頭痛もあるとおっしゃっていたのですが、よくよくお話を伺うと、めまいがする事があってかかりつけの病院でメニエール氏病と言われたとの事でした。
そのため、「朝は特に調子が悪くて、よくめまいがするのよ。」と、おっしゃっていました。
実際に診てみると、加齢からくる背中から首の付け根にかけて丸く猫背になっていて、肩もかなり硬く筋肉も張っていました。
触診してみると、側頭骨(耳周辺の骨)、頚椎(首の骨)1番・3番、胸椎1番(首と背中の境目の椎骨)に大きな変位(ズレ)が、ありました。
めまいのある方は、よく側頭骨、頚椎3番に変位があり肩こりのひどい方は胸椎1番、さらに偏頭痛の方は、頚椎1・2番に変位が現れます。
初回の施術は、上記の部位と胸椎1番に連絡する肋骨1番(この肋骨だけ鎖骨の上に出ます。首の方さや、腕のしびれなどのある方は、ほぼこの骨が、ズレています。)を施術方法のページにある(関節を穏やかに動きやすい方向に動かす)矯正法で施術を施すと「肩こりと頭痛が楽になりました。」と、帰って行かれました。
2回目、3回目も、同様に施術してところ「めまいが起きなくなった。」と言う事なので、首や背中にストレスがかからなくなる様に、胸を開く姿勢になる様に肩甲骨周りを緩めて、正しい姿勢について指導をして、終了しました。
四十肩・五十肩と診断された激しい肩の痛み
「痛い」と訴えられている右肩をまず観察させていただいたところ、右の肩甲骨が左に比べて明らかに高くなっているのが目に飛び込んできました。さらに、首の右側の筋肉はバンバンに張っていて、頭を左に傾ける動作も激痛でできない状態でした。
通常、この症状(四十肩・五十肩)は改善までに時間がかかり、病院や整骨院を何箇所も渡り歩く方も多いのですが、この状態から、痛みの根本原因が肩関節そのものよりも、首と肩甲骨を繋ぐ構造的なズレにあるのではないかと推測しました。
🔎 触診と所見
仰向けに寝ていただき、首周りを詳しく触診していったところ、以下の所見が得られました。
- 肩甲挙筋(けんこうきょきん)の過緊張: 文字通り肩甲骨を「挙げる」筋肉ですが、この筋肉が極度に緊張し、肩甲骨を異常に引き上げていました。
- 頚椎(けいつい)1番の変位(ズレ): 筋肉の過緊張に引っ張られる形で、首の最上部の骨である頚椎1番に大きな変位が見られました。
✨ 施術と劇的な経過
今回の施術は、痛みを出している肩を直接揉むのではなく、根本原因である頚椎1番の変位を間接法で矯正することに主眼を置きました。その後、過緊張していた肩甲骨周りの筋肉を緩めていきました。
すると、どうでしょう。
少しでも動かすと痛がっていた右肩が、施術後には痛みもなく持ち上がり、自由に動くようになったのです。
患者様ご本人も、私も(心の中で)ビックリしました。ほとんどの場合、この症状は痛みが取れて自由に動かせるようになるまで、かなりの時間を要するのですが、今回は**「構造的なズレ」を正したこと**が、短時間での劇的な回復に繋がったケースでした。
✍️ 考察
長引く肩の痛みや可動域制限であっても、関節そのものの炎症だけでなく、今回のように**「頚椎(首)のズレ」や「肩甲骨を吊り上げている筋肉」**が真の原因である場合が多くあります。真の原因に対してアプローチすることで、遠回りせず症状を改善に導くことができる好例です。ケース3
腰痛は、数の1番多い症状なのですが、中でも病院などで「椎間板ヘルニア」と、診断されたと言われる方がかなりいらっしゃいます。この方もそのおひとりです。
お仕事の都合上、重いものを扱う立ち仕事で20代の頃から腰が痛く、近頃は左のお尻から太ももの裏側にかけてシビレが出てきたと、おっしゃっていました。
体を前と右側に倒すと痛みが出ます。そこで、徒手検査をしてみると骨盤と腰椎4番・5番(背骨の一番下と下から二番目の骨)が、変位していましたので、初回・2回目は、穏やかにズレている所を戻し、体のバランスを整えました。
それでかなり症状も改善したのですが、まだ「シビレが残っている。」との事ですので、左臀部の梨状筋(坐骨神経を圧迫して、シビレの原因になる事が、よくあります。)と言う筋肉を緩めました。
その後4回の施術で、終了しました。
